「新生存権裁判」の傍聴をしました

    活動日記

    10月16日に行われた新生存権裁判東京の裁判の傍聴に行きました。さんきゅうハウスのスタッフである神馬さんの意見陳述ということもあり、たくさんの仲間が駆けつけました。

    生存に窮するレベルの極貧のホームレス生活とはどんなものかをその場にいた皆が突きつけられ、言葉を失いました。ホームレス状態からさんきゅうハウスに出会うまで、今の生活状況の報告がつぶさになされました。裁判官そして被告の国側も熱心に耳を傾けているのが印象的でした。

    新生存権裁判(命のとりで裁判)は、2013年度以降の生活保護基準引き下げは違憲であるとして原告団を組織し集団提訴した裁判です。この裁判は生活保護利用者が「原告」としてこの裁判の主体者となっています。

    誰もが自らを客体化し、自らの経験世界を語ることはできません。生活保護受給者はバッシングなどの影響を受けていて人前に出ることを躊躇します。語ることさえできず、また語ることを拒否しながら沈黙して生きる人々がいます。

    原告の神馬さんは「苦しくても声を上げることのできない人のためにも頑張りたい」と言っています。

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